大学職員になった人

大学職員への転職談を中心に書いていこうと思います。

【転職の振り返り】3ヶ月たったので自己採点してみる

転職してから3ヶ月程度経ちました。

四半期たったと書き直すとそこそこの時期が経過したと実感します。

 

さて、その期間を振り返ってみて転職というオプションを含めて今の自分が置かれた立場などを自己採点してみます。

思いついたままに書き留めます。

一部重複するところもありますが、切り口を変えて見ていくことにします。

 

①【総論】転職した心境はどうか【85点】

心情面では転職して良かったです。

ノルマや無謀な目標設定を掲げられる毎日とは距離ができ、心に余裕が出たためスキルアップに時間をかけたり様々なセルフコントロールができるようになりました。

休みが定期のため予定も立てやすくなり、プライベートは安定しやすくなりました。

ただし、大学職員とはいうものの、「事務員」という性格は強いので見習いたいインフルエンサーは今のところ前職より少ないと言わざるを得ません。

セルフコントロール分野といわれればそうなのですが、刺激を受ける機会が減ったのでその部分でマイナスにしました。

 

②【各論】収入面はどうなったか【60点】

前職(民間教育業・役職あり)と比べると月あたり2~3万円のダウンですが残業代でカバーできる範囲です。

1年働いていないので想像ですが、年収ベースだと30万~50万円ダウンです。

しかし、実際は交通費の支給額などが加味されているため50万近い減収という体感はそんなにありません。

(前職では交通費に年間で30万近くかかりましたが、現職では10万程度…など)

 

③【総論】仕事は楽になったのか【50点】

前職は営業でしたので、前提の共通認識を理解しておき、そこから先は「個人の裁量」で仕事をすることが多かったです。

しかし、大学職員は良くも悪くも「事務員」という性格は強いです。

そのため仕事は誰もが同じ工程で同じような方法ですることを求められていると実感します。

その点では仕事のフォームを矯正されていますので、相応に嫌気はあります。

一方で責任の所在は曖昧です。個人より部や課としての判断が大きいため個人にかかる責任は役職がなければかなり少ないと思います(担当業務の割り振りは別です)。

まだこれからですが、あちらを立てればこちらが立たずと言ったところなので50点です。

 

④【各論】将来のビジョンについて【50点】

・前職ではどうだったのか

民間教育業では高大接続改革(2020.1現在先送りですが)のチャンスを活かせないと思ってしまったこと、ICT教育の拡大を活かせないと思ったこと、開発商品も学校や自治体の導入に活かせず会社内部向けの開発しかすすまないため不満は感じていました。

組織の長や担当がコロコロ変わるため長期的なビジョンを描けませんでした。

・現職ではどうなのか

大学でも正直にいえば同じような環境にはありますが、専門家(教員)が分野に明るいと議論が深まりますし、合理的な意見も多いです。

一方で変な教員もいるので注意は必要ですが、論理的で納得出来ることも相応にあります。

・結論

将来のビジョンが不安定であることにストレスを感じていましたので、遅くとも方向性を定める議論が適切であれば納得できます。

教育の変化もドラスティックではありますが、文科省の発表で分岐点には指標が置かれています。

だからこそ遅くともしっかりとした意思決定がなされる方が私にとっては飲み込みやすいです。

 

今はそう思います。まだ今は。

(つづく)