大学職員になった人

大学職員への転職談を中心に書いていこうと思います。

【転職活動】自分の優先順位を掘り下げることがハジマリかもしれない

前回の続きです。
恋愛の相談をされることはほとんどなかったのですが、転職の相談をされることはとても多いです。
ただ、転職して2週間ほどで新しい職場でも転職相談を受けた時は思わず笑ってしまいました。

 


さて、繰り返しなのですが…
私はあくまで自分の経験から誰に対しても3点を伝えています。
「不満が転職で解決できるとは限らないこと」
「自分の優先順位を掘り下げること」<イマココ
「退職理由と転職理由をわけて考えること」


では参ります。

 


・自分が求める最優先事項
本音は…
楽して稼ぎたい。週休5日くらいがいい。
年収1千万くらいほしい。うるさい上司とかいらない。
めんどくさい同僚と関わることなく全員自分の言うこと聞いてくれればいい。
です。
みなさんも同じなのではないでしょうか。
この点は誰もが最優先でしょう。
これを叶えるには「自営業」か「インセンティブが極めて高い営業職」以外にはないと思っています。
(この2つを楽そうと言っているのではなくハイリターンにはハイリスクが必要だということです)

つまり、そこまで行き着く1歩手前の気持ちを整理することでモヤモヤが晴れてくると考えます。

 


・では2番目の優先順位は?
私は「いかに自分が主体的に働けるか」です。
ざっくり言えば、自分が思ったような仕事をしたいということです。

私の中では主体的というのはスタンドプレーを前提としているのではなく、自分の役割を果たし、充実感を味わうことです(ある意味承認欲求かも)。

わがままに言えば、出来れば指示を下す側でマネジメントに携わりたいと思いました。

そのため大学職員以外に前職の経験を活かして営業職も考えました。

しかし、次の理想であげていますが、自分一人で出来ることだけでなく、チームでより大きなミッションを達成する充実さを優先したかったため大学職員を選びました。
恐らく、この2番目の優先順位にくるものは「叶えたい理想像」であり、それを制限された時に「最もストレスに感じること」なのではないでしょうか。

 

 

・3番目の優先順位は?
3番目は「協力しながら働く環境がある」ことでした。
先程のとおり、一人で物事をすすめるだけではなく組織で大きなミッションを達成したいというのが理想に近いと感じていました。
ただし、これは諸刃の剣です。
みなで仕事を共有することもできれば、指示待ち人間が増える要素にもなります。

自分のやりたい方向に向かわないケースもありますし、指示されることも増えるでしょう。
今の仕事(大学職員)に就いて感じたことは、改善する努力よりも、盲目的に滅私奉公のする努力を重ねてきたんだろうなと思う人は前職(民間)比べると多いです。
ここら辺になると優先順位をあげたとしても天秤のようにメリット/デメリットがでてきます。

どこであっても誰かが仕事を肩代わりしてることもあれば、そんなにみんなで同じ仕事(作業)しなきゃダメなのかよ…と思うこともあります。

この点は見方次第でカラーが変わります。

 

 


・給料、休み、勤務地などの環境はそのあとで考えてみる
地元に帰りたい(実家の近くで働きたい)、海外で働きたい、年収1千万がマスト…などの決定事項がない限り、3番目4番目あたりで考えてみてはいかがでしょうか?
環境を最優先で考えた場合、生活スタイルの変化で同じような理由でまた転職を考えてしまうと思うからです。

ここの重要性は人それぞれの人生観です。

知り合いにも実家の近くで働きたいと思い都心から離れた大学へ転職した人もいました。

 


・あくまでも私個人の例ですが
ここまでをまとめると、私自身は組織の中でタクトを振りたい。職場の文化に協力する文化がある。ということを希望していました。
サッカーなら司令塔、野球ならキャッチャータイプみたいです。集団スポーツの中で役割を果たすイメージです。
前職では部内やチームにおいてはそのような役割を果たせていたと思います。
ノルマもクリアしていましたし、実際には満足感も感じていました。
ただ、組織体制が頻繁に変わり、組織間のパワーゲームが多くなってくると徐々にビジョンが見えなくなってしまい、ストレスを感じることが多くなりました。

言い換えれば主体的に働けなくなり、今後も改善される保証はないと思いました。

そこで転職を考えるようになりました。

 

 

・まとめ
優先順位を定めると転職に求めるものや、転職で成し遂げられることについて明確になると思います。
「なぜ転職をしようと思ったのか」という質問に自分なりの答えを提示しやすくなるはずです。

 

ここを掘り下げていくと「なぜ大学職員か」、「なぜ転職が必要なのか」、そういった源泉にたどり着くのだと思います。

自分の背骨がハッキリすればどんな質問でもしっかりと思いを伝えられるでしょう。

カルチャーにあう/あわないは別として、自分なりの論理を伝えるには十分な振り返りになると思います。

 

次回は3つ目のテーマにふれていきます。